1. 開発環境構築+Hello World
1-1. 実習テーマ
- 開発環境を構築する
- Hello World 画面を出す
1-2.今回やること および 学習ポイント
- 開発環境構築
- やること
- Eclipse + STS + Maven による開発環境を構築する
- 学習ポイント
- 開発環境の構成を理解する
- 開発環境構築手順を習得する
- やること
- Hello World 画面作成
- やること
- Spring + Maven プロジェクトを作成
- Hello World アプリケーションをコーディング
- Hello World アプリケーションを起動
- 学習ポイント
- Spring Framework 概要を理解する
- Maven の基本を把握する
- プロジェクト構成を理解する
- Web アプリケーションのアーキテクチャを理解する
- Web アプリケーションデ実行環境を把握する
- やること
2. ハンズオン実習
STEP01 ハンズオン
-
ハンズオン資料「 STEP01 - 開発環境構築 & Hello World 」に従い実習を開始してください。
- 開発環境を構築しましょう!
- Spring Framework を使用して Hello World 画面も出してみましょう!
3. 技術解説 - Spring Framework 概要
3-1. Spring Framework とは
- Java言語を用いて開発するWebアプリケーション向けフレームワークのひとつ
- 現在、最も利用されているフレームワークである
-
主に以下の機能を提供
- フレームワーク・コア機能:Spring Framework Core - Webアプリケーション開発フレームワーク:Spring MVC - データベースアクセス機能:Spring JDBC - など...
- Spring Framework に関する情報は下記のWebサイトを参照のこと
3-2. Spring Framework エコシステム
- Spring Framework の主要なエコシステム構成は下図の通りです。
3-3. Webアプリケーションのアーキテクチャ
- Webアプリケーションの一般的なアーキテクチャ(論理階層)
レイヤ | 役割 |
---|---|
プレゼンテーション層 | ユーザインターフェースを提供 |
ビジネスロジック層 | ビジネスロジック(業務用兼を実装する機能)を提供 |
データアクセス層 | データ永続化(一般にデータベースを利用)を提供 |
レイヤの名称は利用するフレームワークによって異なる場合があるが、基本的な考え方は同様である。
3-4. Spring Framework のアーキテクチャ
- Spring Framework のアーキテクチャ(論理階層)
レイヤ | コンポーネント | 主な Spring 提供機能 |
---|---|---|
プレゼンテーション層 | コントローラ | Spring MVC |
ビジネスロジック層 | サービス、ドメイン | バリデーション、Springトランザクション |
データアクセス層 | DAO | Spring JDBC、ORMインテグレーション |
4. 技術解説 - Maven
4-1. Maven とは
- Java 用のプロジェクト構成管理ツールの一つ
- 以前 Ant が主流であったが、現在は、Maven を使うケースが増えている
- 昨今では Gradle という Groovy ベースのツールを利用するユーザも増加中
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Maven の特徴は下記の通り。
- プロジェクト構成(依存ライブラリ構成)などを pom.xml という設定ファイルで管理 - ビルドや動作に必要な依存外部ライブラリ(JAR)を自動的にダウンロードする - ビルドやテスト、デプロイを1アクションで行える - Jenkinsとの連携も簡単にできる
- Maven に関する情報は下記のWebサイトを参照のこと
4-2. Maven プロジェクト構成
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基本的な Maven プロジェクト構成は下記の通り
- アプリケーション用ファイル /src/main/java /src/main/resources - テスト用ファイル /src/test/java /src/test/resources
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解説
- アプリケーションファイルは /src/main に配置する
- テスト用ファイルは /src/test に配置する
- /src/test は、テスト実行時のみクラスパスに追加される
- ソースコードは java に、リソースファイル等は resources に配置する
次のステップ
次のステップは「 STEP02 - Spring MVC による画面遷移 」です。サクサク行きましょう