1. はじめに
- 本研修は、小規模なWebアプリケーションを実際にプログラミングしながら Spring Framework の基礎を学習します。
- 本研修では Spring4系 を使用して学習します(Spring4系は現行版です)。
1-1. 本トレーニングのゴール
- Eclipse + Spring Tool Suite + Maven を使用した Webアプリケーション開発環境の構築ができる
- Spring Framework が提供する以下の機能を利用した開発ができる
- DI (Dependency Injection : 依存性の注入)
- AOP (Aspect Oriented Programming : アスペクト指向プログラミング )
- Spring MVC (Webアプリケーション)
- Spring JDBC (DBアクセス)
- 入力データのValidation
- その他(Annotation、Scope、Securiy、Transaction、etc・・)
- Spring Framework を使用しアプリケーションのテストケースをプログラミングできる
- jUnit4、Mockito などを使用したテストコードを書くことができる
- Spring Test Runner の基本を把握する
1-2. 今回勉強しないこと
- Spring の少し応用的な機能
- 設定ファイルによる DI と AOP
- REST API、ファイルアップロード・ダウンロード等
- ORMインテグレーション、JPA や MyBatis 連携
- Spring4 で新たにサポートされたモダンな機能
- REST機能強化
- WebSocketサポート
- Lamda式サポート
- Bean Validationn1.1(JSR-349)対応
- Java8、Java EE7 対応
- Spring Boot
- その他・・
1-3. こころえ
- 本トレーニングはあくまで 『入門』 (きっかけ) に過ぎません。
- トレーニングが終わった後も、自主的に発展的に学習を継続することが最も重要です。
- もうひとつ、習うより慣れろ! です。
- とにかく触れてみる、試してみる、書いてみることがテクノロジ習得の近道です。
さあお勉強しましょう。
Let’s study! Enjoy study Spring Framework.
2. これから作成するWebアプリケーション
2-1. 書籍管理アプリケーション
- ログイン/ログアウト機能 (ログイン画面)
- 登録された書籍情報一覧表示機能(書籍一覧画面)
- 書籍情報の追加登録機能(書籍登録画面)
2-2. 学習ステップ
- STEP00: はじめに (本テキスト)
- STEP01: 開発環境構築 + 『Hello World』
- STEP02: Spring MVC による画面遷移
- STEP03: DIによる(えせ)書籍一覧画面
- STEP04: Spring JDBCによる書籍テーブル検索
- STEP05: Spring JDBCによる書籍テーブル更新
- STEP06: Validation 実装と日本語などの対策
- STEP07: 例外のハンドリング
- STEP08: AOPによる走行ログ出力
- STEP09: jUnit/Spring/Mockitoを使用したテスト その1
- STEP10: jUnit/Spring/Mockitoを使用したテスト その2
- STEP11: ログイン認証とトランザクション管理
3. ハンズオン資料
本トレーニングでは、ハンズオン資料を参照しながらコーディングの仕方を学習します。
ここでは先ず、ハンズオン資料の読み方を把握してください。
ハンズオン資料の読み方は「 STEP00 - 本資料の記述方法について 」にてご確認ください。
次のステップ
次のステップは「 STEP01 - 開発環境構築+Hello World 」です。さっそく始めましょう